賃貸料負担を軽減し、日常生活を助け合う住まいのシェアシステム

日常生活で常時使う必要のない車や自転車をお互いにシェアし合うシステムが都心部中心に普及し始めています。このシステムが事業として、あるいは、地域やマンション管理組合単位等で行われています。このシェアシステムが宅地価格の高い都心部において若い単身者や大学生の友人、知人同士が数人集まってマンションや住宅の1軒を賃貸し、高額な賃貸料負担を軽くして生活するのに利用されています。
個人で1間だけ賃貸する一般的な部屋賃貸と比べると賃貸契約が複雑になりますが、浴室やキッチン、リビングルーム等を共用部分として利用し合い、掃除や調理を交代制にして生活できれば広い室内空間に住まいを構えることで1間暮らしより圧迫感がなく、賃貸にかかる費用を割り勘でコストを軽減してゆったり暮らせる感覚が好評のようです。お互いに身元が分かっていて、気心の知れた仲間同士でないと安心感が得られないかもしれません。
しかしながら、仕事や活動時間帯が別々でも、仲間同士がお互いのプライベートな生活を邪魔しない取り決めを守って暮らす住まい方は生活費や賃貸費用支払いに余裕のない人達が考え出した窮余の一策というべき住まい方です。従って、お互いに信頼し合える仲間同士でないと長続きしない危惧が横たわっていることも確かですから、お互いの弱みを補い合う気持ちを持ち続けて1戸の住宅をシェアしています。このシェアシステムの住まいに長く住んでいると相手の気持ちを考えて行動する習慣のつくことが人生にも役立つはずです。
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